11月27日(日)に青葉シンボルロードにて開催する「第4回静岡わいわいワールドフェア」。イベントの広報を兼ねて今年も実施した事前ワークショップでは、地元の高校生たちが出店者のインタビュー記事を作ることに挑戦してくれました。高校生たちの成果を、このWebサイトで順次公開していきます。(ワークショップの様子や掲載予定についてなど、詳細はこちら)
静岡を暮らしやすい街に!栗本さんの想いとは 〜リトルワールド〜

静岡わいわいワールドフェアで「リトルワールド」のブースを担当する栗本さん。30年ほど前に台湾から日本へやって来ました。栗本さんの多文化共生への想いは来日した当時の経験から芽生えたと言います。
「日本に行けばきっと変われる」期待を胸に来日したものの、当時の静岡には大きな衝撃を受けたそう。コンビニの少なさを筆頭に、想像していた先進国日本とのギャップが大きかったからだと話してくれました。そんな栗本さんがツアーコンダクターの仕事を始めたのは、知り合いの紹介がきっかけ。台湾からの観光客を主として、静岡の魅力を自分の言語でPRすることにやりがいを覚えます。「静岡を、誰もが暮らしやすい街にしたい。」そこで生まれた想いから、これから日本に来る海外の人々のためにできることは何かを考え始めたそうです。
今回の静岡わいわいワールドフェアでは「ランタン作り」の体験を企画しています。台湾では、ランタンを空に飛ばす文化があるそうです。台湾のお茶も出せたらいいなと楽しそうに話してくれました。栗本さんの笑顔に、あなたもきっと元気を貰えるはずです。ランタンに願いを込めて、台湾の文化を学んでみるのはいかがですか?

コロンビアと日本を楽器で繋ぐ!コロンビアエンカルナバルの演奏家倉富フリアンさん 〜ステージプログラム〜

14歳でコロンビアから来日してきた倉富フリアンさん。彼はコロンビアエンカルナバルで演奏家をやっています。なぜ、コロンビアエンカルナバルに入って演奏家になったのかと尋ねると、「コロンビアについて知っている人はあまりいない。また生で演奏をやっている人がいなかった。だから演奏を通してコロンビアのことを広めたい。そして悪い面だけではないことを知らせたい。」と理由を教えてくれました。そんな倉富さんはドラムやマラカス、ガイタと呼ばれる笛を演奏しています。特に好きな楽器はガイタとのこと。コロンビアにしかなく、長いものは大きい音が出て短いものは高い音が出ます。他にマラカスは日本のマラカスよりも丸く、中にトットゥモと呼ばれる野菜の種が入っています。ドラムはヤギの皮でできていてなくてはならない楽器だそうです。叩きかたによって音が変わります。演奏を聞いてみると激しい音に圧倒され、リーダーの方とのコンビネーションで曲が完成されていました。わいわいワールドフェアでは人数も増えて更に惹き付けられる演奏を聞かせてくれるでしょう。きっとあなたもコロンビアに興味をもてるきっかけになるはずです!

韓国料理店『韓旅(かんたび)』──「ここならでは」が愛される! 〜世界の屋台料理〜

「韓旅」は、キム・キワンさん夫婦が営む韓国料理店。奥さんのこだわりは、市販の化学調味料を使わずに、自然の味を提供することだと言います。そこには、手間はかかるけれど、美味しくて、栄養のあるものを食べてパワーをもらって欲しいという思いが。韓国料理は、辛いものというイメージがありますが、辛いものだけでなく、味はバラエティに富んでいます。奥さんの味を気に入った多くの常連さんがいて、とても愛されているお店です。
また、明るい奥さんに会いに来る常連さんも多いと言います。旦那さんは、「90%がそうだ」とも教えてくれました。私は、「ここならでは」の味だけでなく、「ここならでは」のお店の雰囲気や、人に会いに来るというような、お店の温かさを感じました。静岡わいわいワールドフェアでは、是非初めての人に食べてに来て欲しい、と最後に聞きました。スンドゥブというピリ辛のスープや、ホットクという韓国の焼き菓子、トッポギ、チーズハットグを提供してくれるそうです。
こだわりの料理を味わいに行くのはもちろん、明るい奥さんに会いに行くのもいいかも知れません。

第4回静岡わいわいワールドフェア
日時
- 11月27日(日)
- 10:30 〜 15:30
- 雨天決行(荒天中止)
出店ブース
- ステージ企画
- リトルワールド
- 世界の屋台料理
- 民族衣装を着てみよう!
- 活動紹介コーナー
関連リンク