武井翼さん(第8期生)

武井翼さんの写真

2013年8月〜2017年5月の4年間、牧野スカラシップ制度を活用し、ネブラスカ州立大学オマハ校(UNO)へ留学し、会計学を専攻しました。高校時代、姉妹都市であるオマハ市へ1年留学をした際、UNOのことや奨学金制度のことを知りました。オマハ市には親切な人が多く、治安も良いことから世界中の人々が集まります。この素晴らしい環境の中で、さらに自分の力を向上させたいと考え、留学を決意しました。

大学4年間の最初の2年は、英語や地理、心理学等の一般教養を学び、その後はビジネス、会計学といった専門的な授業を履修しました。インターンシップの経験では、目的意識をもった学生と交流をしつつ、仕事上で使える研究やレポートの書き方、プレゼンテーションの方法を学び、実践を積むことができました。入学当初は第二言語で自分の意見を発言することに対する恥ずかしさや、経験不足、視野の狭さのために、毎回の授業がとても不安でした。しかし、UNOの教授をはじめ、姉妹都市の方々や友達が温かく支えてくださいました。また、授業の予習復習を繰り返し、インターンシップやボランティア活動といった授業外活動にも積極的に参加することで、次第に間違いを恐れず発言しようと思えるようになり、英語で対等に話をする自信もついていきました。何事にも真剣に取り組み、課題に対して努力し続けることで、自分の進路が明確になり、学習意欲が増していきました。

留学中には、姉妹都市関連のイベントやボランティア活動にも多く参加しました。オマハ市内の小中学校でのソーラン節や折り紙等といった日本文化を紹介し、文化交流をする中で、日本の良さ、静岡市の良さを改めて実感しました。今後は、米国の大学院に進学し会計学を学びます。知識を詰め込むだけではなく、たくさんの経験をし、視野を広げ、人間的にも大きくなりたいと考えています。そして、私に大きな影響を与えてくれた静岡市とオマハ市の関係の発展に少しでも貢献したいと考えています。